ときの流れに色あせぬもの

緑のふるさと協力隊として山形県小国町(おぐにまち)に移住したわたしの1年間の言の葉。その後「循環する暮らし」をつくっていく道筋。

仙人掌の花

ふるさとに帰りました 家族最高だなと思ったし 今わたしが取り組む「暮らし」の 根本は家族にあって 暮らしの再生は 家族のあり方を見直すこと そのものだとも感じました そして人に優しくできるのは 自分も優しくされてきたからで 母親の深く深く人を想う人…

ハンバーグと傷心

昨日夜遅く帰って ハンバーグと切り干し大根をつくった 冷凍して食べたいときに食べる用に さっきのお昼ご飯は そのハンバーグを使ってロコモコ風 確かにおいしかったんだけど 野菜がイマイチで しっくり来ていない どんな人がつくったレタスなのか 卵なのか…

それだけで価値

太陽の下で 大切な衣服を干す 乾いた服たちをたたみながら ミルでひいた珈琲豆でつくった カフェオレを飲む 珈琲豆も素敵な人からもいただきものだし 牛乳も素敵な人がつくったもの こうやって目に見える関係の中で 素敵な人の毎日のがんばりで じぶんの暮ら…

世間の癖

元号が変わって 届くメールやSNSには 令和の文字が躍っている 令和にこじつけて SALEをしたり なんでもかんでも令和と付けたがる 元号までもが 消費の対象になっている 元号が変わったからこそ やるべき大切なことが もっと他にあるはずだ

便利

手紙はLINEになった 急須はペットボトルになった 箒は掃除機になった 雑巾は除菌クリーナーになった 手帳はGoogleカレンダーになった メモはスマホになった 洗濯はボタンひとつになった 手づくりは機械生産になった お天道様しか分からないは 機械制御になっ…

去年のクリスマスイブに残していた言葉

まわりが盛り上がっているときに いかに自分が冷静にいられるか 盛り上がりの隙間から こぼれ落ちていくなにかを 見つめるために 心をそっと鎮めておく

すごくのどが渇いて 悔しがりながら 早起きした朝に 寝ぼけ眼の状態で こんな言葉をメモしていた ↓ 雨の日の朝 雨がパイプを通る音 瓦屋根を流れ落ちるしたたり 雨でも鳴く鳥の声 雨の日の朝を感じながら もうひと眠り -- そして写真もあった

おひるねに罪悪感

3時間以上もお昼寝してしまった ねむたいとき そしてストレス 罪悪感はあるけれど そんな自分も まるごと許してあげられるように 身体を休ませてあげたことに ありがとうって 思えるように お昼寝前にこごみをゆでた

わらじ

部屋ばきとして わらじがほしくて購入した 一個持っていたらきっと 自分でつくるチャンスもやってくる お金を使うことに なぜか虚しさを感じることが多い わたしにとって こんなに満足の行く買い物は あまりない かかとの心地よさには脱帽

ファンタスティック

難しいと思っている事柄も 伝え方とそこへの情熱や優しさで 難なく突破できる 平凡なライン、万人ウケだけを いくのでは物足りない 際どい、ファンタスティックな道も たまにはいいじゃない そこに穏やかで 優しい時間が流れれば 成功なんだとおもう その成…

味方と悪者

もっと向上したい そう思っていたときは 今が悪者で 新たなステージは 自分を明るくしてくれる味方 でもそれは簡単にひっくり返る 一日一日がさよならへのカウントダウンで さみしくて涙があふれてくる 今のわたしには わたしを理解してくれる人に囲まれた …

見直す

目に見るもので決めつけて わたしが発する言葉は 口だけの言葉だったなとおもいます 願いとは裏腹に 裏切られ続ける毎日に 願い続けていられなかった どうせきれいな心のままでいたって 受け手がそうじゃなかったら 伝わらないでしょと思って諦めていた 優し…

こころがよろこぶこと

風邪をひいたときの 不器用にむかれたりんご 疲れたときに 迎えてくれるにこにこ顔 赤ちゃんの 泣き顔、泣き声、足バタバタ、ほっぺ タッチ、親指ちゅっちゅ 味噌が発酵をがんばったあとの てざわりとにおい 畑で土を掘ったときに あわあわ大慌てする土の中…

おやくそく

本当にやりたいことは 今日やる 昨日大切な人の大切な人が 遠いところへ行ってしまったという 話をきいていてそう思った やりたいことを確実に大切に 一日一日クリアする なにかを掴んでまたあした そういう毎日をつかんでいきたい

モノとはなす感覚

モノと話す感覚を大切にしている 料理をするときに野菜と話したり 草木を眺めて元気かどうか困ったことがないか話したり 暮らしの道具を触って今日も頑張ろうねと話したり 空飛ぶトンボにこんにちはをしたり どれもこれも摩訶不思議だけれど 大切なことだと…

贈りもの、詩。

大切な人のお誕生日に はじめて詩の本をプレゼントしてみた いつか支えになったらと 思っていたら その人はゆっくりゆっくり 読んでくれて 会うたびに どのくらい読み終えたのかを 報告してくれた そして先ほど 読み終えたとの知らせ なんてすてきな人なんだ…

里芋を蒸しました

芋煮や煮物でしか食べたことがない里芋。掘りたてを蒸して 塩を付けて食べるのが最高よ♪と ききやってみた。 袋を開けたら土のにおいがして土地の空気が 丸ごと袋に詰め込まれているみたいだった。 いつもは醤油とか味噌の味に 気を取られて芋の味などほとん…

余白

どんなに努力したって 心行き届かない瞬間がある 人それぞれ その内容とタイミングは 違うから 相手がどういう状況なのか 出来るだけ考えて 間違えても自分の感情を 押しつけることだけはせずに 人はいつまで経っても発展途上で その判断を誤るときがあるか…

昼に

久しぶりにお弁当をつくった。 バターでじっくり炒めたじゃがいもとエリンギ。牛乳を入れてふわふわの甘い卵焼きに鰹出汁を少し。お得意のごま油でじっくり焼いた焼きおにぎり。それが予想以上においしくてうれしい。 この頃自分の内面に敏感で、天気の変化…

どうか安らかに

生きていてもしかたないと 思う人に対して それは違うと思える 居場所や言葉を用意するのが わたしの仕事なんだけど どんなに言葉を探しても どんなに想いを馳せても まだ答えは見つからない 自分の命の岸辺に立って 子どもたちにそれをどうにか伝えようと …

すべてに意味がある暮らし

重かった頭はすっきりして 肩の凝りはどこかへいき 解決出来なかった悩みの種は もう悩みではなくなった とにかく青空が気持ちよくて 吹く風がうれしい 1週間だけだったけど 栃木県佐野市で有機農業を営む百姓 関塚さんのところに行ってきた 関塚農場では、6…

自家製 完熟梅酒2017もの

今年は、梅しごとをお休みして去年漬けた梅酒を楽しんでいる。 今まで青梅でしか漬けたことのなかったけど、去年は少し完熟した黄色の状態で漬けた。 おいしい。 梅の果汁が焼酎に溶け出して、なんとも言えない味。 やっぱり梅そのものがおいしいに勝るもの…

【募集】昔ながらの料理を大切にする人

昔ながらのやり方でつくる料理を作る人も食べる人も少なくなっていて、その必要性さえも薄れていることをかなしくおもっています。 そんな生きる基本である「食の伝統」を繋いでいく取り組みがしたいなと思い立ち探しています。 昔ながらの方法で料理をする…

いってきます

歳を重ねると 昔は不安に思わなかったことさえも 不安になってしまう でもどんなに不安でも やりたいなら 今よりも良くなるひかりがあるなら やってみたい 1週間くらいかな いってきます

どくだみ

ドクダミの葉を漬けた薬を おばあちゃんがつくっていた 口内炎になると これつけると治るからって ぴきぃーっとしみるその薬を 母に無理やりつけられて 嫌がっていた あんなにしみて 衝撃のにおいのするあの薬の元が こんなきれいなお花だったなんて 道端に…

おばあちゃんのにおいがする家

おばあちゃんのにおいのする家が 東京にありました。 だいぶ前になってしまったけど、 東京都稲城市にある母娘で営む昭和の古民家カフェ「いな暮らし」に行ってきました。 多摩川沿いの空が広い住宅街、近所のおばあちゃんの家の様なたたずまいでそっと待っ…

味噌づくり開始

地元で200年以上続く糀屋さんが 去年の12月でのれんを下ろしてしまったと 知ってから、手に付かなかった味噌づくり。 今日明日で仕込もうと思います。 今年は大豆1kg。 麹は米麹と玄米麹を半分ずつブレンド。 やっぱりこの作業も 自然と繋がっている感じがし…

うめぼし

久しぶりの更新です。1年間の山形県小国町での暮らしを経て、5年が経ちました。 「循環型の暮らし」にシフトしていく最中、どんな暮らしがしたいのかを整理・表現していく場として再びこのブログを書いていきます。まずは、都会暮らしでも季節や生き物の変化…

ゆるす

たるちゃんは自分ことも他人のことも許してあげてと言われて、「ゆるす?どうやるの?」とそのときは、よく分からなかったんだけど、許せない場面の度に「たるちゃん、今だよ!許すんだよ!」と教えてもらって、完璧に出来なかったお仕事もおしゃべりもちょ…

しあわせの核心

迷ったとき、悩んでいるときにいつも読むノートがある。数年前に住んでいた山形県小国町の叶水の人たちからの手紙。こんな私に宛てて書いた32人からのお手紙を読むと人と出会うこと、心を通わせること、同じ時間を過ごすことの尊さを思い出させてくれる。そ…