ときの流れに色あせぬもの

緑のふるさと協力隊として山形県小国町(おぐにまち)に移住したわたしの1年間の言の葉。その後「循環する暮らし」をつくっていく道筋。

持続可能エネルギーについておもうこと。

 

こんばんは。

小国町緑のふるさと協力隊の樽川美穂(たるかわみほ)です。

 

今晩のご飯は、だいこん(沼沢)とにんじん(沼沢)のあぶら炒めとなめこ(大石沢)の炒めものです。ご飯ははえぬきの新米をはじめて土鍋で炊きました。...おいしい(´▽`)夕食代0円でした!(かっこは、その食材が採れた場所、すべて小国産です)

 

大学時代の卒論のテーマが農山漁村の地域振興策や地域に雇用を生み出すアイデアを考察したものだったのですが、その中で「持続可能エネルギー」を取り上げました。木質バイオマスペレットストーブなどに着眼し分析しました。全く詳細な分析には至っていないのですが、興味があったことは事実です。木材を使ったエネルギーを地域で生産し地域で消費するエネルギーの地産地消。

しかし、今はあまり興味がない自分がいます。なんか難しいし、お金がかかる。そして自分の他にたくさんの他人を取り込んで動かなければならない。

大学時代に興味があったのに理想的なフィールド(小国)にいる今は、興味がない。

そのわたしの感情の変化が理解できずにいました。

しかし、週に1回くらいのペースでお世話になっている受入先の方がこんな話をしてくれました。

「持続可能(自然)エネルギーって水力とか風力とか太陽光とか言われてるけど、そのハードの部分を考える前に自分の生活を見直すべき。エネルギー資源が持続可能でも何かしらの機械は導入しなければならない。」

この言葉が私の中で妙に腑に落ちました。

エネルギーがどんなに持続可能でも自分自身の意識から変えていく必要がある。そうやってまずは自分(もしくは自分の家族内)の手の届く範囲で考えてみると大きいものよりも自分の家のストーブを灯油から薪にするとか、炭焼きをしている方から炭を買い、七輪を使ってみるとか。

そういう小さい範囲でできるエネルギーを考えることが今の私の身の丈にあった考え方なんだなと思いました。

まだまだ、勉強不足で実践できるところまではいっていないけど、来年、再来年と実践できるように勉強します!

薪ストーブの暖かさと七輪で焼いたイワナの塩焼きのおいしさ。

与えられるだけでなくて、自分で生み出せるようになりたい。

 

写真は、炭の窯出し中のわたしと出来上がりたてほかほかの炭。

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