ときの流れに色あせぬもの

いま書きたいことをいま書く。 緑のふるさと協力隊として山形県小国町(おぐにまち)に移住したわたしの1年間の言の葉。そして、協力隊後のわたし。

歳頭焼き(さいずやき)

 

こんばんは。

小国町緑のふるさと協力隊の樽川美穂(たるかわみほ)です。

 

1月12日(日)小国町の東部地区にある新股(あらまた)部落で歳頭焼きが行われました。

歳頭焼きとは、古い御札や旧年の正月飾りなどを焼き、その焼いている火でもちを焼きながら、その年の五穀豊穣、無病息災の願いを込めて、正月の神様を送る地域行事です。東部地区の多くの部落では、行われていたのですが10年以上前からやる部落が少なくなっているようです。

私が今回参加した新股部落も一度は、途絶えたけど、もう一度復活させ続けられています。

そもそもは、1月15日(旧正月)に合わせて行われてきたものですが、働きに出る人が多くなったため、15日に近い日曜日に行われました。

歳頭焼きの本当の公式の意味を調べるために検索してみると、ここ山形県小国町の記事ばかりです。他の地域でどんと焼きと呼ばれるものと同じような行事です。

 

まず、昼間のあいだに「かや」や「わら」を立てます。

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古い正月飾りや御札を1軒1軒まわり回収します。この回収作業は、本来は子どもがやっていたそうです。回収したものをさっき立てた「かや」や「わら」の中に入れます。

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 暗くなると部落の人たちが集まり焼き始めます。

 その周りで、大人はお神酒(桜川)を飲みました。

この灯が倒れた方向にある家は、子宝に恵まれると言われているようです。

残念ながら、私の家の方向には倒れませんでした。笑

この火でお餅を焼きみんなで食べました。

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お餅をたべると風邪をひかないと言われています。

その後に公民館で飲み方をしました(((o(*゚▽゚*)o)))

 

このような行事は、私の住む都会と呼ばれる地域ではもちろんここ小国でもやらなくなっています。伝統が廃れています。

やらなくても困らないけど、こういう行事が多くの集落で残って欲しい。

電気とかテレビとかインターネットとかゲームとか生活にはデジタルが溢れているけど、何かを誰かと一緒に願ったり、それがきっかけで人と会って話せたり、ただただ雪のなかみんなで同じ火を見たり、すごくいい時間です。

そんな時間があるだけで、そこに行く心の余裕があるだけで、毎年やる意味があるのだと思います。