ときの流れに色あせぬもの

緑のふるさと協力隊として山形県小国町(おぐにまち)に移住したわたしの1年間の言の葉。その後「循環する暮らし」をつくっていく道筋。

ゆるす

たるちゃんは自分ことも他人のことも許してあげてと言われて、「ゆるす?どうやるの?」とそのときは、よく分からなかったんだけど、許せない場面の度に「たるちゃん、今だよ!許すんだよ!」と教えてもらって、完璧に出来なかったお仕事もおしゃべりもちょっとずつ許してきました。
そうすると、いつも周りの人たちはわたしのことを許してくれていたことに気がついたし、許した人のこともなんだか愛おしくなっていた。


人を許せなくてひがみ合い、悪いことばかりが目について、心の中は憎しみや縛りや怒りでいっぱいになる。そんな環境も多いと思うし、そんな環境にもたくさん出会ってきたけど、大きな損害や命の危険がない限り、あらゆることを許すことができたら、そこら中に浮かんでいる幸せを集められる気がします。自分が幸せで心に余裕がある限り、結局物事はうまくいく。

こんなことを教えてくれる人に囲まれていた2016年はとてもやわらかい時間でした。

どんなにありがとうを言っても足りないくらい。
仕事が終わると笑って一緒に鍋を食べたり、お酒を飲んだりしてまた笑う。だいすきな人たちがただとなりで笑って一緒にご飯を食べている。それだけで幸せで、幸せとはとてもシンプルでそれでいて尊いことも知りました。

 

2017年もできるだけ自分も人のことも許して、疲れたらうまくひとやすみをして、大切なものは持ち続けながら前に進みたい。

 

あと最近気がついたのですが、人の暮らしや仕事の目には見えない部分、気持ち、大切にしている想いを知ることが大好きだと知りました。そこを知るといろんなものが繋がって来て、この世界がまた違ってみえます。目に見えるものが全てで、機械だけでコントロールできるほど、世界は、人は、自然は単純じゃない。合っているかどうかは分からないけど、そんなことも見つめていける人になりたい。


みなさんにも色々質問するかもしれません。これからもたくさん教えてください。
2017年もどうぞよろしくお願いします。
(驚くほどの長文なのに読んでもらいありがとうございました。)

 

 

写真は去年の年末に偶然巡り合ったしんちゃん電車。

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2017.01.07